ベトナム株の財務安定性を簡単に確認する方法

2021年6月20日

今回は、ベトナム株の財務指標が

・適正水準かどうか
・同業他社の値と比較して妥当かどうか

をチェックすることで、財務安定性を簡単に確認する方法をご紹介します。

ベトナム株投資のレベルアップを図りたい方は、以下ベトナム株投資の完全マニュアルもお読みください。ベトナム株投資に必要な情報(高配当銘柄、配当情報の探し方など)を網羅的に知ることができます(ブックマーク推奨!)。

利用する財務指標

以下の2つ財務指標を利用します。

  • 負債資本倍率(DEレシオ)※自己資本比率の代用として利用
  • 当座比率

負債資本倍率(DEレシオ)とは

負債資本倍率(Debt Equity Ratio)とも呼ばれ、企業財務の健全性を見る指標のひとつ。企業の借金である有利子負債が返済義務のない自己資本(株主資本)の何倍かを示す。数値が低いほど財務内容が安定している。

負債資本倍率 = 有利子負債 ÷ 自己資本(株主資本)

引用元:野村證券 証券用語解説集
著者
mitsuru

簡単にいうと「会社における借金の比率」ですね。借金の比率ですので、数値は低い方がいいですね。

借金(or 資本)の比率を図る指標として自己資本比率がよく使われますが、同業他社の値と一覧で比較するサイトがありませんでしたので、今回は自己資本比率と似た指標として、負債資本倍率を利用します。

負債資本倍率の適性水準(目安)

一般的には1以下であれば適正水準だと言われています。低いほど、経営が安定していると見なされます。

当座比率とは

企業の短期的な債務支払い能力を分析・判断するときに用いられる指標のひとつ。下記の計算式で計算できる。

当座比率 = 当座資産 ÷ 流動負債

引用元:野村證券 証券用語解説集
著者
mitsuru

会社の短期的な支払能力を図る指標として流動比率もありますが、一般的に当座比率の方がより厳密に安定性を図ることができると言われていますので、今回は当座比率を利用します。

当座比率の適性水準(目安)

一般的に0.9以上であれば、適正水準だと言われています。高いほど、経営が安定していると見なされます。

今回はファンダメンタルズ分析の記事ではありませんので、各指標の説明はここまでとさせていただき、詳細は割愛させていただきます。

利用するサイト

利用するサイトは「TraidingView」です。

ベトナムにある全ての市場(ホーチミン証券取引所、ハノイ取引所、UPCoM店頭市場)の銘柄を網羅しています。

具体的な財務安定性の簡単に確認方法

銘柄コードを投入しましょう

赤枠部分をクリックします。

tradingviewトップページ

以下の画面が表示されますので、上部の検索窓に調べたいベトナム株の銘柄コードを入力します(ファーライ火力発電(PPC)を例にして説明します)。

銘柄コードを入力すると候補が表示されますので、調べたいベトナム株を選択します。
銘柄名の右側に国旗が表示されているので、ベトナム国旗を目印にすると探しやすいです。

銘柄コードを入力

調べたい銘柄を選択すると、「概要ページを表示」(下図の赤枠部分)が表示されるので、こちらをクリックします。

概要ページを表示をクリック

指標の確認はここから

調べたいベトナム株の個別ページが表示されますので、画面上部に表示されているリストから「業種」の部分(下図例の「電力事業」の部分)をクリックします。

「業種」の部分をクリック

調べたい銘柄と同業種に属する銘柄一覧が表示されます。
銘柄一覧の上部にあるメニューの「貸借対照表」をクリックします。

「貸借対照表」をクリック

下図の通り、負債資本倍率、当座比率が表示されます。

負債資本倍率と当座比率

適性水準か確認する

表示されている銘柄一覧の中に調べようとしている銘柄がありますので、調べようとしている銘柄が

(適正水準)
負債資本倍率 ≦ 1
当座比率 ≧ 0.9  

となっていることを確認します。

負債資本倍率と当座比率が適正水準か確認する方法

同業他社の値と比較して妥当か確認する

適性水準は、業種によりバラツキがあるため、同業他社の値と比較して、同業種の中で相対的に妥当かどうかを確認しましょう。

同業他社と比較して

①負債資本倍率は低い方がよい
②当座比率は高い方がよい

です。

負債資本倍率と当座比率の値を同業他社の値と比較する方法

以上、ベトナム株の財務安定性を確認する方法となります。毎度、最後までお読みいただきありがとうございます。