【完全マニュアル】ベトナム株投資のすべて
本記事は、ベトナム株投資の総合情報ページです。
本記事では、 ベトナム株の始め方、銘柄の探し方、銘柄分析方法などのベトナム株投資をする上で必須となる情報を網羅的にまとめています。
本記事を読むことで、リスクをしっかり押さえながら、優良なベトナム株の銘柄に投資する方法を知ることができます。
ベトナム株初心者の方はもちろん、すでにベトナム株投資されている方にも、超おすすめの記事です。

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ベトナム株の始め方
まずはベトナム株を始める上で知っておいていただきたい基本事項を紹介します。
ベトナム株の魅力
ベトナムは国として成長中です。平均年齢は約30歳ととても若く、GDP(国内総生産)は右肩上がりで成長しています。株価指数も長期的に右肩上がりになっており、大局的に見た時にベトナムは投資対象としてとても魅力的な国です。
個別銘柄に目を向けると、ベトナム株には超高配当銘柄が多く、年利10%超の銘柄はもちろん、中には年利20%超の銘柄もあります。また、超高配当でありながら同時に安定的に株高を実現している銘柄が多くあります。
以下の記事では、具体的なデータを使いながらベトナム株の魅力について詳しく紹介しています。
ベトナム株のリスクと注意点
リスクと注意点
日本株にはないリスクとして、為替リスクとカントリーリスクがあります。ベトナム株投資を行うには「円⇒ベトナムドン」の為替取引(両替)をする必要があるため、ベトナム株投資は為替レートの影響を受けます。また、ベトナムは新興国であるため、先進国に比べてカントリーリスクが高めです。OECDや世界の主要評価機関からはカントリーリスクは中程度と評価されています。
次に、ベトナム株投資をする上での注意点です。
ベトナム株の高配当に魅力を感じている方も多いと思いますが、配当金の回数や金額が年度によって変わったりと、配当金が安定していない銘柄が多くあります。また、日本の証券会社では購入できない銘柄があるなどいくつか制約事項があります。
ベトナム株では、そもそも外国人が保有できる株数に制限 があるといった特有のルールも存在するため注意が必要です。
以下の記事では、リスクと注意点について、より詳しく説明していますので、ベトナム株投資を始める前にぜひともお読みください。
ベトナム株の買い方
日本の証券会社で購入する方法とベトナムの証券会社で購入する方法があります。
まずは、日本の証券会社についてです。ベトナム株を取り扱っている日本の証券会社は非常に少ないですが、本ブログでは、SBI証券さん、アイザワ証券さん、ニュース証券さんをおすすめしています。
以下の記事では、日本の証券会社を徹底比較しています。それぞれ特徴がありますので、証券会社を決める際に参考にしていただければと思います。
次に、ベトナムの証券会社についてです。
日本の証券会社では購入できない銘柄があったり、取引手数料が高かったりとデメリットが多くあります。ベトナムの証券会社を利用すれば、日本の証券会社を利用する場合に発生するデメリットはありません。しかしながら、口座開設に手間とコスト(数万)がかかります。
本格的にベトナム株投資をする場合は、圧倒的にベトナムの証券会社をオススメしますが、初心者の方は、まず日本の証券会社で味見してみてはいかがでしょうか。
SBI証券の口座開設は以下のリンクから行うことができます。
ベトナム株の情報収集方法
ベトナム株についての情報収集は非常に難しいです。出版されている書籍が古くて参考にならなかったり、ネット上の情報も限定的だったりしている状況です。
基本的にベトナム株投資をする上で必須となる情報は本記事で収集いただけますが、時事ニュースや現地の最新情報などの収集はVIETJOやTwitterがとても便利です。
以下の記事では、ベトナム株の情報収集に役立つおすすめサイトを紹介しておりますのでご参照ください。
銘柄の探し方
ここからは具体的に銘柄の探し方を紹介します。
高配当銘柄から探す方法
以下の記事では、最新の高配当ベトナム株の探し方を紹介しています。(約3分で)最新の高利回り銘柄ランキングから高配当銘柄を探すことができます。
割安銘柄から探す方法
以下の記事では、最新の割安ベトナム株の探し方を紹介しています。同業種における銘柄一覧からPER(割安さを表す指標)の低い銘柄を探す方法を紹介しています。(約2分で)特定の業種の中でもっとも割安な銘柄を探すことができるようになります。
成長銘柄から探す方法
以下の記事では、最新のベトナム成長株の探し方を紹介しています。(約4分で)EPS成長率(企業の成長度合いを表す指標)の高い銘柄を探すことができます。
株主への新株割当を行っている銘柄から探す方法
ベトナム株の中には、株主に対して、配当として現金のかわりに新株を無料で割り当ている銘柄(無償割当、株式配当)が多くあります。また、株主に対して、市場価格よりも安価に新株を割り当てている銘柄 (株主割当増資) もあります。
これらの銘柄を保有していると、保有株数が複利の効果でどんどん増えていきます。
保有してる100株に対して新規で10株程度を割り当ている銘柄が多いですが、中には、100株に対して新株を50株や100株割り当てている銘柄もあるので、非常に効率的に保有株数を増やすことができます。
以下の記事では、 株主への新株割当を行っている銘柄の探し方を紹介しています(3分程度で読めます)。
おすすめ銘柄から探す方法
著者のおすすめ銘柄を紹介させていただきます。
私のベトナム株投資の基本スタンスは、「安定的に高配当を行っている銘柄を長期保有する」です。 そのため、おすすめ銘柄は安定的に高配当を行っていて財務が安定している銘柄を厳選しています。
既にリタイアされていて安定的な資産運用をしたいという方やサラリーマン投資家などの忙しくて頻繁にポートフォリオを組み替えている時間がない方にとてもおすすめです。
以下のページで、銘柄選定方法や具体的なデータを紹介しながら、おすすめ銘柄を紹介しています。
個別銘柄の分析方法
購入候補となる銘柄に目星がついたら、その銘柄を深く分析していきましょう。ここからは個別のベトナム株銘柄を分析する方法を紹介します。
外国人保有枠の空き状況を確認する方法
ベトナム株では外国人が保有できる株数に上限が設定されており、外国人保有枠に空きがなければ購入できません。頑張って色々と分析しても、そもそも購入できなければ時間が無駄になってしまうため、まずは外国人保有枠の空き状況を確認しましょう。
以下の記事では、 外国人保有枠の空き状況を確認する方法を紹介しています (3分程度で読めます)。
手を出してはいけない危険なベトナム株を確認する方法
ベトナム証券市場(HOSE、HNX)によってリスクの高い銘柄として認定されている銘柄一覧があります。
こちらの銘柄に手を出さないだけでも投資リスクを大きく低減できますので、購入する前に、購入しようとしている銘柄がこの一覧に掲載されていないことをチェックしましょう。
購入後も、保有株がこの一覧に掲載されていないことを定期的に確認することをおすすめします。
具体的な確認方法は以下の記事で紹介しています (それぞれ4分程度で読めます)。
■購入しようとしている(保有している)銘柄がホーチミン証券取引所に上場している場合
■購入しようとしている(保有している)銘柄がハノイ証券取引所に上場している場合
現金配当情報を確認する方法
個別銘柄の現金配当情報(いつ、いくら現金配当が出されるか)の確認方法です。過去の配当情報の履歴も確認することができるの、配当がどれだけ安定的に出されているかも確認することができます。
具体的な確認方法は以下の記事で紹介しています (5分程度で読めます)。
新株割当情報を確認する方法
個別銘柄の新株割当(無償割当、株式配当、株主割当増資)情報の確認方法です。過去の情報も確認可能です。
購入しようとしている銘柄が、新株割当を行っているか調べたい時に使える方法です。
そもそもどの銘柄が新株割当を行っているか知りたい方は、本記事のこの部分をご覧ください。そもそも新株割当って何?という方はこちらの記事をお読みください。
具体的な確認方法は以下の記事で紹介しています (それぞれ3分程度で読めます)。
■無償割当情報の確認方法
■株式配当情報の確認方法
■株主割当増資情報の確認方法
割安さを確認する方法
割安さの指標であるPER、PBRを①同業他社の値、②過去の値と比較することで、割安さを確認する方法を紹介しています。
具体的な確認方法は以下の記事で紹介しています (簡単に割安さを確認できるようになります)。
財務情報を確認する方法
個別銘柄の財務三表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)の確認方法を紹介します。
日本語のサイトでは、過去3年分くらいまでの財務三表しか確認できませんが、こちらの方法では過去4年分以上の財務三表を確認することが出来ます。
具体的な確認方法は以下の記事で紹介しています (3分程度で読めます)。
財務安定性を確認する方法
財務安定性を図る指標(負債資本倍率、当座比率)が①適正値であること、②同業他社の値と比較して妥当であることを確認する方法を紹介しています。
具体的な確認方法は以下の記事で紹介しています (簡単に財務安定性を確認できるようになります)。
長期チャート(10年以上)を確認する方法
個別銘柄の長期チャート(10年以上)の確認方法を紹介します。長期の株価トレンドを確認したい方におすすめです。
過去10年分くらいまでのチャートしか確認できないサイトが多いですが、こちらの方法では過去10年分以上の長期チャートを確認することが出来ます。
具体的な確認方法は以下の記事で紹介しています (簡単に長期チャートを確認できるようになります)。
さいごに(本記事に込めた想い)
本記事は、「ベトナム株投資のハードルを少しでも下げ、また、ベトナム株の恩恵を受けられる人をひとりでも増やしたい!」との想いから作成しました。
私がベトナム株を始めたときに思ったのは、「ベトナム株に関する情報が全然ない😱!」ということでした。
ベトナム株投資は非常に魅力的な投資対象なのですが、情報不足が原因でベトナム株投資を始められない(または始めても離脱してしまう)人が、一定数いるのではないかと思います。
そのような方は、ぜひ本記事をご活用ください。記事内容は常に最新の情報を維持できるように努めますので、長らく使っていただけたら幸いです。
以上、 【完全マニュアル】ベトナム株投資のすべての記事でした。長い記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
はじめまして。日本株から乗り換えて米国株を始めたことをきっかけに外国株に興味を持ち始めたのですが、mitsuru様がブログにも書かれている通り、ベトナム株に関する情報が全然なく挑戦したいけど、どうしようと考えておりました。貴重な情報ありがとうございます。若者も多く成長していきそうな国のため春までには初めて見たいと思います!
コメントありがとうございます。
ベトナム株は、成長の余地がある(逆にいうと、市場としてはまだめちゃくちゃ小さい)ので
面白いかと思っています。長期目線で、のんびりやっています。