【2024/7/8(月)開催】Entra(SC-300)勉強会

問題

Sub1 という Azure サブスクリプションがあり、そこには RG1 というリソース グループが含まれています。RG1 には、DB1 という Azure Cosmos DB データベースと、AKS1 という Azure Kubernetes Service (AKS) クラスターが含まれています。

AKS1からDB1 内のデータを読み込みできるようにする必要があります。ソリューションは、次の要件を満たしている必要があります。

• マネージド ID を使用して、AKS1 がDB1 にアクセスできるようにします。
• 最小権限の原則に従います。

以下のどの設定が適切でしょうか。

  • A.  Sub1 の所有者ロールをマネージドIDに割り当てます。
  • B.  RG1 の閲覧者ロールをマネージドIDに割り当てます。
  • C.  DB1 の閲覧者ロールをマネージドIDに割り当てます。












解答

C.  DB1 の閲覧者ロールをマネージドIDに割り当てます。

解説

マネージドID

・App service、Azure VMなど主要なAzureリソースでサポートされているIDの種別

・アクセス元のAzureリソース(AKS1)にマネージドIDを紐づけて使う

・マネージドIDにロールを付与することで、アクセス元はAzureリソース(AKS1)は、別のAzureリソース(DB1)へのアクセス権限を得ることができる。

最小権限の原則

アクセス元には必要最低限のロールのみを付与すべき、というセキュリティの考え方

サブスクリプション、リソースグループ、リソースの関係

上位層で付与したロールは、下位にも継承される

たとえば、サブスクリプションの閲覧者ロールを付与した場合、そのサブスクリプション配下に存在する、リソースグループ・リソースへの閲覧者ロールも付与される。

最小権限の原則を考慮すると、より下位層のロールを付与するのが望ましい。

その他の選択肢

  • A.  Sub1 の所有者ロールをマネージドIDに割り当てます。 → ロール付与の対象が広すぎる、権限(所有者)が過剰
  • B.  RG1 の閲覧者ロールをマネージドIDに割り当てます。 → ロール付与の対象が広すぎる

(おまけ)2種類のロール

【割り当てられたロール】

管理ポータル(Share Point 管理者ポータル、Intune管理者ポータルなど)が操作できるようになる

【Azureロールの割り当て】※本日の問題はこちら

Azure リソースを操作できるようになる