Entra IDにおけるSAMLレスポンスのNameIDに設定される値について
https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/single-sign-on-saml-protocol#subject-1
「NameID 値は、トークンの対象ユーザーであるサービス プロバイダーにのみ送信されるターゲット識別子です。 これは永続的です」と記載があります。
EntraからのSAMLレスポンスのNameIDには、どの値が設定されるのでしょうか。確認してみました。
NameID
SAML Assertion内の要素に含まれる必須の識別情報で、主にユーザーを一意に識別するために使用されます
Entra IDにおけるName ID の既定値は user.userprincipalname となっており、ユーザーの UPN が使用されます。
EntraからのSAMLレスポンスのNameIDに設定される値
NameID に設定される値は「ソース属性」の設定値に従っています。確認方法は以下です。
1. Azure Portal (https://portal.azure.com) にアクセスし、管理者アカウントでサインインします。
2. [Microsoft Entra ID] > [エンタープライズ アプリケーション] > 該当のアプリ[シングル サインオン] に移動します。
3. [属性とクレーム] の編集ボタンをクリック
4. 一意のユーザー識別子 (名前 ID) の行をクリック
5. 以下の画面のように [ソース属性] を確認できます。
(補足)
・上記説明の 「3. [属性とクレーム] の編集ボタンをクリック」の画面において、① 基本的な SAML 構成を実施したのちに、[属性とクレーム] の編集ボタンがクリックできるようになります。
・画面によって、「一意のユーザー ID」「一意のユーザー識別子 (名前 ID)」と表記が統一されていませんが、同じ意味となります(「一意のユーザー ID」=「一意のユーザー識別子 (名前 ID)」)
ソース属性に設定できる値
ソース属性に設定できる値は以下が参考とおなります。
—– 該当部分抜粋 —–
出典:SAML トークン クレームをカスタマイズする – Microsoft identity platform | Microsoft Learn
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