Azure Application Gatewayのオートスケールの考え方
Application Gatewayでオートスケールの設定をした場合、スペックが足りなくなると、容量ユニットを追加して、オートスケールします。
容量ユニットがどのタイミングで追加されるのか分かりにくかったので調べてみた。
MSサイトの記載
価格について – Azure Application Gateway | Microsoft Learn
- 2500 個の永続的な接続
- 2.22 Mbps のスループット
- 1 コンピューティング ユニット
このいずれかが、超過した場合に、容量ユニットが追加され、オートスケールされるようです。
「2500 個の永続的な接続」、「1 コンピューティング ユニット」って何だ?
永続的な接続とは
クライアントからApplication Gateway に対してアクティブになっている TCP コネクションの数を指します。
「クライアント ⇔Applicati GW」間のTCPコネクション数のみがカウントの対象となり、「Applicati GW⇔バックエンドサーバ」間のTCPコネクション数は対象となりません。
– 参考 : Application Gateway のメトリック (V2 SKU) https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/application-gateway/application-gateway-metrics#application-gateway-metrics
–(抜粋)—–
・現在の接続数
クライアントから Application Gateway に対してアクティブになっているコンカレント接続の合計数
————–
コンピューティング ユニットとは
Application Gateway で消費されたプロセッサ容量を示す指標です。CPU 使用率と正に相関する。
容量ユニットが追加された原因を調べる方法
「2500 個の永続的な接続」「2.22 Mbps のスループット」「1 コンピューティング ユニット」のいずれが超過したことによって、容量ユニットが追加されたか、直接確認する方法はありません。
ただし、メトリックとして以下の値が出力できるので、Azure Monitorと組み合わせる(閾値設定をして)、検知する仕組みを原因を調べる仕組みは作れそうです。
・「永続的な接続」: (現在の接続数) Current Connections
・「スループット」: (スループット) Throughput
・「コンピューティング ユニット」: (現在のコンピューティング ユニット) Current Compute Units
– 参考 : Application Gateway のメトリック (V2 SKU) https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/application-gateway/application-gateway-metrics#application-gateway-metrics
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