Azure Firewallの注意点(ソースNATの制約)
いろいろな機能はありつつも、特殊な要件には対応していないケースも多いという印象があるAzure Firewallですが、要件に応じられず導入を断念したケースがでたので、紹介します。(同じくAWSのFirewallも、細やかな要件には対応していない印象)
ソースNATの制約(2024年3月確認)
Azure FireWallには最大250のグローバルIPを割り当てることが可能です。
その場合、内部⇒インターネットへの通信で、Azure FWを経由する場合、以下のように複数のプライベートIPを、Azure FWに割り当てている様々なグローバルIPにソースNATすることは可能なのでしょうか。
プライベートIP① → グローバルIIP①
プライベートIP② → グローバルIIP②
プライベートIP③ → グローバルIIP③
・・・(以下同様)
結論
細かいSNATルールを定義できないので、「不可」となります。
複数のグローバルIPを割り当てた場合、均等に利用される動きとなります。(特定のプライベートIPを、特定のグローバルIPに指定してソースNATすることができない)
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