【VMware】OVFとVMDKの違い

2023年8月14日

OVF、VMDK

どちらもOVFパッケージ（.ova）に含まれるファイル。

OVFパッケージは仮想マシンを配布するためのパッケージフォーマットです。このパッケージには、以下の要素が含まれる場合が多いです

したがって、OVFパッケージは、VMDKファイル（仮想ディスクのデータ）や他の関連ファイルを含むことができ、これによりユーザーは仮想マシンの完全なセットを移動、インポート、エクスポートすることができます。

簡単に言えば、OVFは仮想マシンの「パッケージ」であり、このパッケージにはVMDKや他の関連ファイルも含まれる場合があります。

OVFパッケージがこれらのファイルを一つのアーカイブにまとめることもあります。その場合、拡張子 .ova（Open Virtual Appliance）が使用されることがよくあります。.ovaは、OVFファイル、VMDKファイル、および任意の関連ファイルを含む単一のアーカイブファイルです。

OVFを使用する場合:
- OVF (と関連するOVA形式)は、仮想マシンをパッケージ化するための業界標準のフォーマットです。
- 仮想マシンの構成（CPU, RAM, NICなど）や、仮想マシンのディスクイメージ (VMDK)、そしてその他の関連する設定情報が含まれています。
- OVFは、仮想マシンのエクスポートやインポートを容易にします。これは、ESXiホストやその他のハイパーバイザ間での仮想マシンの移動を簡単にします。
- 別のプラットフォームやハイパーバイザに移動する場合や、仮想マシンの設定や構成をそのまま維持したい場合に特に有効です。
VMDKを直接使用する場合:
- VMDKファイルを直接コピーして、それを新しいESXiホストで新しいVMにアタッチすることができます。
- これはディスクデータのみを移行する場合に有効ですが、仮想マシンの構成や設定を手動で再作成する必要があります。
- 同一のESXiバージョンや設定の間で高速に移行したい場合に向いています。