Azure AI services multi-service account とは

「Azure AI services multi-service account」のリソース作成するのと、各AIサービス(computer Visionなど)のリソースを作成するのと違いがよくわからなかったので確認してみました。

Azure上の色々なAIサービスを使えるようになる

共通の「エンドポイントURL」「KEY」

Azure AI services multi-service accountのリソースを作成すると、以下のAIサービスが使えるようになります。

ポイントは、共通の「エンドポイントURL」「KEY」が使える点です。

以下のサービスを各々別リソースとして作成することもできますが、その場合、サービス毎に「エンドポイントURL」「KEY」の値が異なります。(→ 管理が煩雑になりがちです)

(引用元)https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/ai-services/multi-service-resource?tabs=windows&pivots=azportal#supported-services-with-a-multi-service-resource

Freeプランが用意されていない

料金体系で「Free」は用意されておらず、「Standard(有料)」での利用となります。

各サービス(Computer visionなど)を、個別にリソース作成する場合は、「Free」を選択することができます。

Azure Open AIなどは、含まれていない

「Azure Open AI」のような、個別に設定チューニングを要するようなサービスは、「Azure AI services multi-service account」には含まれません。