Site recoveryのレプリケーション正常性監視をする際の注意点
VMが停止したら、レプリケーションの正常性は失われるのだが、VMを停止してからなぜか正常性が失われるまで10分ほどかかる。また、VMを起動してから、レプリケーション正常性の復旧までさらに時間がかかる。
(レプリケーション正常性監視の試験をする際に、思ったよりアラート通知に時間がかかるなとう場合は、このケースです)
質問
・ASRの正常性異常によりアラートを通知する試験を検証環境でしています。
・ASRの正常性異常を起こす方法としては、ASR対象のVMを停止させる手法をとっています。
・対象のVMを停止してから、20分程度、レプリケーションヘルスが正常の状態になっておりました。
(Azure Portal上の、「レプリケートされたアイテム」で確認)
・また、VMを起動してから、レプリケーションヘルスの正常性が戻るまで、30分くらい時間がかかったようでした。
VMを停止してからレプリケーションヘルスが異常になるまでの時間や
VMを起動してからレプリケーションヘルスが正常になるまでの時間が
想定よりも長いと思ったのですが、これは想定されたものでしょうか。
(VM停止したら、本来ならすぐにレプリケーションヘルスは異常になるべきではないか思いました)
MS回答
恐れ入りますが、レプリケーション ヘルスの更新に要した時間については仕様動作となります。
特にレプリケーション ヘルスが正常へ戻る場合は、レプリケーション ヘルスの再計算や、復旧ポイントの取得等の時間が発生するため、時間を要します。
VM の起動停止によってレプリケーション ヘルスが即時 (数秒以内) に変更されませんので、ご了承下さい。
■ 弊社環境での確認結果
・ レプリケーション ヘルスが正常から警告へ遷移
VM の停止(割り当て解除)
↓ 10 分後
レプリケーション ヘルスが “警告"
・ レプリケーション ヘルスが警告から正常へ遷移
VM の起動
↓ 2 分後
VM 起動を検知
↓ 28 分後
レプリケーション ヘルスが正常になる。
補足
私の検証環境で「VM起動→レプリケーション ヘルスが警告から正常へ遷移」まで45分くらいかかったケースがあった。
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