Gmailの仕様変更とExchange Onlineの対応状況

2024年3月8日

2024年2月にGmailの仕様が変わり

Gmailにメールを送信する際に、ちゃんと条件を守ったメールを送付しないと、Gmail側で破棄される可能性があります。

Gmail:2024年2月までに対応が必要な「逆引き」の設定について|Googleの「メール送信者のガイドライン」より :: オスカーのポートフォリオサイト (oscarchair.jp)

Exchange OnlineからGmailに送付された際に、Gmailが設定した条件を満たしているか確認してみました。

ExOで対応しているもの(対応可能なもの)

・SPFとDKIM認証をともに設定すること

・送信時にTLS接続を行うこと

・メールの形式がRFC5322に準拠していること

・送信元Fromドメインとしてgmail.comを使用しないこと

・メールを再配送する場合はARCヘッダを付与すること

・DMARC認証を設定すること

・ヘッダFromドメインがSPFのドメインまたはDKIMのドメインと一致すること(これはDMARC認証の成功に必要)

・Reverse DNS("逆引きDNS")を設定すること

ExOで対応していないもの

迷惑メール報告率を0.1%未満に抑えること

MSサポートに確認しました。

迷惑メールの検知、報告を行うサービスに依存する内容であるため、弊社 Exchange Online 側からは制御できない内容となります。

ExOとは関係がないもの

マーケティングメールや受信者が配信を登録したメールは、one-click unsubscribeに対応し、メール本文にunsubscribeリンクを記載すること

こちらは、メールの送信元(メール作成者)で設定する内容であるため、ExOは関係がない

(メールマガなどをGmailユーザ宛てに送付したい人は、メール本文中に、「クリックしたらすぐにメルマガ配信解除できるリンク」をつけおく必要がある)