Microsoft Copilot Coworkを利用するためには、Microsoft 365管理センターから課金方法と支出ポリシーを設定します。
公式ドキュメントの前提条件には、以下の2つが記載されています。
- Cowork が利用可能
- 使用量ベースの課金と Cowork 課金が有効
この記載だけを見ると、それぞれ別の設定が必要にも見えます。
実際には、この2つを有効にするために別々の設定を行う必要はなく、Microsoft 365管理センターで支出ポリシーを設定することでCoworkを利用開始できます。
Coworkを有効にする
Microsoft 365管理センターから以下を開きます。
[Copilot] → [コスト管理] → [始める]
ここから、Coworkで使用する課金方法や支出ポリシーを設定します。
主な流れは以下です。
- 課金方法を選択
- 必要に応じて「セットアップ構成のカスタマイズ」を選択
- Coworkを利用させるユーザーまたはグループを指定
- 利用するサービスとしてCoworkを指定
- 月間使用制限やアラートを設定
- [アクティブ化]を選択
支出ポリシーが適用されたユーザーはCoworkを利用できるようになります。
特定のユーザーだけにCoworkを利用させたい場合は、対象ユーザーをセキュリティグループにまとめ、そのグループを支出ポリシーの対象として指定できます。
Coworkの支払い方法
Copilot Coworkでは、利用したCopilot Creditsに対して料金が発生します。
主な支払い方法は、以下の2つです。
事前にCopilot Creditsを購入して使う方法
あらかじめ一定量のCopilot Creditsを購入しておき、その残高からCoworkの利用分を消費していく方法です。
利用できる主な方法は以下です。
- Microsoft Copilot Studio Capacity Packs
- Copilot Credit Pre-Purchase Plan(P3)
イメージとしては、プリペイドカードのように「先にクレジットを購入して、その範囲内で利用する」方式です。
なお、Copilot Studioライセンスに含まれるCopilot Creditsも利用できます。
使用した分を後から支払う方法
実際の使用量に応じて料金を支払う方法です。
これが従量課金(PAYG:Pay-As-You-Go)です。
イメージとしては、電気料金のように「使った分だけ後から料金が発生する」方式です。
従量課金(PAYG)やCopilot Credit Pre-Purchase Plan(P3)を利用する場合は、Azureサブスクリプションとの関連付けが必要です。
そのため、どの支払い方法を選択するかによって、Azureサブスクリプションが必要になる場合があります。
「使用量ベースの課金によって有効になるAIエクスペリエンス」の設定は必要?
Microsoft 365管理センターには以下の設定もあります。
[Copilot] → [設定] → [すべて表示] → [使用量ベースの課金によって実現されるAIエクスペリエンス]
この中に、
「ユーザーに使用量ベースの課金によって有効になるAIエクスペリエンスの検出と使用を許可する」
という設定があります。
この設定は、Coworkを利用開始するための必須設定ではありません。
有効にすると、支出ポリシーが割り当てられていないユーザーにもCoworkが表示され、管理者へ利用要求を送信できるようになります。
ただし、そのユーザーが実際にCoworkを利用できるようになるわけではありません。
そのため、Coworkを利用開始するだけであれば、この設定を有効化する必要はありません。
まとめ
Copilot Coworkを利用開始する際のポイントは以下です。
- Microsoft 365管理センターの[Copilot] → [コスト管理]から支出ポリシーを設定する
- 支出ポリシーの対象ユーザーがCoworkを利用できる
- 支払い方法は、事前にCopilot Creditsを購入する方式と、使用量に応じて後から支払う従量課金方式がある
- PAYGやCopilot Credit Pre-Purchase Plan(P3)ではAzureサブスクリプションとの関連付けが必要
- 「AIエクスペリエンスの検出と使用を許可する」はCowork利用開始の必須設定ではない


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