Microsoft Entra ID FreeとP1/P2で可用性に違いはある?

Microsoft Entra IDには、Free、P1、P2などのライセンスがあります。

ここで気になるのが、

「Freeプランは有償プランより障害が起きやすいのか?」

という点です。

結論からいうと、Microsoft Entra IDの認証サービスとしての可用性については、FreeとP1/P2で基本的に違いはありません。

FreeとP1/P2で認証基盤の可用性は基本的に同じ

Microsoft Entra IDでは、ライセンスによって利用できる機能に違いがあります。

一方、認証サービスそのものの可用性については、FreeとP1/P2で基本的に違いはありません。

つまり、

「Freeだから障害が発生しやすい」
「P1/P2を契約すると、より冗長化された認証基盤を利用できる」

という仕組みではありません。

Freeプランのほうが障害発生率やサービス停止の可能性が高くなるような設計・運用上の違いについても、公開されている情報はありません。

P1/P2にはSLAがあるが、実際の稼働率が高くなるわけではない

ここで重要なのが、SLA(Service Level Agreement)と実際の可用性は別の話という点です。

Microsoft Entra ID P1/P2などの有償サービスでは、可用性についてSLAによる契約上の保証があります。

ただし、「SLAがあるからP1/P2の認証基盤の実際の稼働率がFreeより高い」という意味ではありません。

認証サービスとして利用している基盤の可用性は基本的に同じで、主な違いは、

  • P1/P2:可用性についてSLAによる契約上の保証がある
  • Free:同様のSLA保証がない

という点です。

つまり、SLAは「実際の認証基盤をより高可用性にする仕組み」ではなく、可用性についてMicrosoftが契約上保証する仕組み(SLAが守られなかった場合、何かしら補填があるだけ)と考えると分かりやすいです。

参考情報

参考:
Microsoft Entra ライセンス
https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/licensing

Microsoft Entra ID のサービス レベル アグリーメントのパフォーマンス
https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/monitoring-health/reference-sla-performance

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