用語の確認
Entra ハイブリッド参加とは

UPN(User Principal Name)とは
AD や Entra IDで使う「ユーザーのログイン名」のこと。
「UPNプレフィックス」と「UPNサフィックス」で構成される

AD環境でドメイン名やUPNサフィックスにインターネット上で名前解決できないドメインを利用している組織は多い
(例)
ADドメイン名:contso.local
UPNサフィックス:contso.local (※既定ではADドメイン名が使用される)
実現したいこと
UPNサフィックスに「.local」のようなインターネットで名前解決できないドメインを利用している環境における Entra ハイブリッド参加

問題点:UPNサフィックスが「.local」のままではEntra ハイブリッド参加ができない
原因
UPNサフィックスに「.local」のようなインターネットで名前解決できないドメインを利用しているため(そういう仕様)。

※ 問題となるのはUPNサフィックスであり、ADドメイン名自体が contso.local であること自体は、この制約の対象ではない
※ 一般的なEntraハイブリッド参加の実現方法であるPHS/PTA構成でこの問題が発生する。 AD FS構成では問題は発生しない(ただし、AD FS自体レガシーな仕組みであり、極力利用しない方がよい)
解決方法:UPNサフィックスをインターネットで名前解決可能なドメインへ変更する

【ポイント】
・ドメイン名自体の変更は不要
・UPN変更は、UPNを識別子として利用している業務システム・スクリプト等に影響する可能性があるため注意が必要
よくある追加要件①:社員番号UPNプレフィックスとは別のExchange Onlineメールアドレスを使いたい
実現したいこと
ADのUPNプレフィックスに、社員番号を利用しているケースがある。
その場合、Exchange Onlineのメールアドレスにも、社員番号が含まれてしまい、使い勝手が悪い

※ Entra IDのメールアドレス属性(Primary SMTP Address)は、オンプレADのメールアドレス属性(mail/proxyAddresses)の設定状況に依存します。上記図のようにオンプレADのメールアドレス属性(mail/proxyAddresses)が空の場合は、UPN属性の値を元に、Entra IDのメールドレス属性(Primary SMTP Address)が設定されます。
実現方法:メールアドレス属性を個別に設定

たまにある追加要件②:Entra ID の UPN属性もExchange Onlineメールアドレスと同じ値にしたい
実現したいこと

実現方法

※代替ログインIDは、すべての Microsoft 365 ワークロードと互換性があるわけではありません。そのため、特別な理由がない限りは、利用しないのが無難だと思います。
※メールアドレス属性をEntra IDへのサインインIDとして利用したいだけであれば、「Entra IDのメールによる代替サインイン」という選択肢もあります(この場合、Enra IDのUPN属性は変更する必要はありません)

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