AIエージェントについて調べていると、「内部ハーネス」「外部ハーネス」という言葉が出てくることがあります。
内部ハーネスと外部ハーネスは、次のように整理できます。
| 区分 | 主な役割 | 具体例 |
|---|---|---|
| 内部ハーネス | AIエージェント内部の動作や処理フローを制御する | エージェントループ、ツール選択、コンテキスト管理、タスク分解、終了条件 |
| 外部ハーネス | AIエージェントの外側から実行環境、権限、品質、安全性などを制御する | サンドボックス、アクセス制御、テスト、CI/CD、監査、承認フロー |
内部ハーネスとは
内部ハーネスは、AIエージェント自身がどのように仕事を進めるかを制御する仕組みです。
たとえばCodexであれば、「ファイルを確認する → コードを修正する → コマンドを実行する → 結果を確認する → 必要なら再修正する」といった一連の処理を進めます。
このようなエージェントループや、どのツールを使うか、いつ処理を終了するかといった制御が内部ハーネスにあたります。
ChatGPT WorkやCodexのような完成されたサービスでは、基本的にこの部分はサービス側ですでに用意されています。
外部ハーネスとは
外部ハーネスは、AIエージェントの外側から、利用できる環境や権限、品質、安全性などを制御する仕組みです。
たとえばCodexを使った開発であれば、次のようなものが該当します。
- Codexが扱うコードやコマンドを、安全に実行するための隔離されたサンドボックス環境
- アクセスできるファイルやリポジトリの制限
- GitHub Actionsによる自動テスト
- 本番環境へのアクセス制限
- PRを人間が承認してからマージする仕組み
- 開発ルールや変更禁止箇所の指定
たとえば、
Codexがコードを修正する → GitHub Actionsでテストする → 人間がPRを承認する → 本番へ反映する
という構成であれば、
Codexがコードを修正する部分がAIエージェントおよび内部ハーネス、
テスト・権限制御・承認フローが外部ハーネスです。
まとめ
内部ハーネスと外部ハーネスは、次のように考えると分かりやすいです。
内部ハーネス:AIエージェント自身の仕事の進め方
外部ハーネス:AIエージェントを取り巻く作業環境や統制
外部ハーネスは特定の1つの機能を指すものではなく、サンドボックス、権限制御、テスト、CI/CD、承認フローなどを含む、比較的広い概念です。

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